タイトル戦で挑戦権を連続獲得など、若手棋士として華々しい活躍をしている佐々木大地(ささき だいち)さん。
そんな佐々木大地さんは、難病罹っていながらプロ棋士になったという生い立ちを抱えていることが分かりました。
そこで今回は、佐々木大地さんの経歴や生い立ちについて詳しくご紹介します。
佐々木大地のWikiプロフィール
佐々木大地のプロフィール
名前:佐々木大地(ささき だいち)
生年月日:1995年5月30日
年齢:28歳
棋士番号:306
段位:七段
出身地:長崎県対馬市
佐々木大地さんは1995年5月30日生まれ。
長崎県対馬市に誕生しました。
そんな佐々木大地さんは3歳のときに将棋を始めるように。
2008年の中学時代では奨励会に入り、2016年にプロ入りを果たしました。
2023年には第64期王位戦挑戦者決定戦で羽生善治さんに勝利し、藤井聡太さんへの挑戦権を獲得したことで注目を集めています。
佐々木大地の生い立ち!心臓の病気を克服していた!
佐々木大地の生い立ち
佐々木大地さんは1995年5月30日、長崎県対馬市に誕生しました。
わずか3歳のときに父親から教わったことで、将棋を始めるようになったといいます。
そんな佐々木大地さんは、小学1年生の頃には小学生名人戦長崎県予選で優勝。
さらに小学生名人戦の西日本大会にも出場し、徐々に将棋の実力を伸ばしていったそうです。
しかし佐々木大地さんが小学3年生の頃、拡張型心筋症を発症。
夜中にいきなり胸が痛くなっためすぐに入院となり、翌朝には対馬から福岡の病院に転院するほど状態が酷かったとのこと。
小学3年生のとき、夜中にいきなり胸が痛くなって…。翌朝には、対馬から福岡の病院に転院しなければいけないというくらい、ひどい状態でした。
すぐに脈拍が高くなってしまって。ベッドの上でPSPの「パワプロ」をしていただけで、脈拍が150を超えてしまっていたことも…。
引用元:livedoor NEWS
一時は酸素ボンベをつけながら小学校に通うなど、状態は決して軽くはありませんでした。
しかし病気が原因で小学生名人戦の長崎大会に出場できなかったことを悔しく思い、病気を押しながらも小学生名人戦の福岡県大会に強行出場をしたといいます。
病気を抱えながらも大会に出場するという執念を見せるあたり、非常に将棋が大好きだったことが伺えますね。
現在は通院しながらも病気を克服
小学生時代は大病を患った佐々木大地さんですが、現在病気はほぼ完治しているといいます。
というのも、前述した小学生名人戦の福岡県大会に強行出場したことがきっかけで、病気が良い方向に向かっていったとのこと。
そこからどんどん症状が改善していったことで、今でも通院はしているものの心臓に関してはほとんど心配しなくなったと明かしていました。
今も通院はしているんですけど、ほとんど治っています。心臓に関してはほとんど心配していません。
引用元:livedoor NEWS
現在は将棋連盟のフットサル部にも所属し活動していることから、心拍数に関して心配する必要もほぼ無くなったということですね。

佐々木大地の経歴まとめ
佐々木大地の経歴
続いて佐々木大地さんの経歴をご紹介します。
佐々木大地さんは1998年の3歳の頃、父親に教わったことをきっかけに将棋を始めました。
そして2004年に行われた第3回全国小学生倉敷王将戦・低学年の部では優勝。しかしその年に拡張型心筋症が発症しています。
病気を克服後の2007年、第32回小学生将棋名人戦でベスト4に。
そして奨励会に入るため、長崎県から神奈川県に一家全員で引っ越しました。
小6の12月、奨励会への試験を受ける前の移住でしたから、「受かるかな」というプレッシャーはありましたね。
神奈川の小学校にはその翌月の1月に転入したので、通ったのはわずか2ヶ月弱…。卒業式は「おまえ、誰?」みたいな感じでした(笑)。
引用元:livedoor NEWS
2008年には6級で奨励会に入会。
そして2011年に初段、2013年は三段、さらに2016年は四段に昇段してプロ入りします。
その後、2019年に五段、2022年2月に六段へと昇段し、わずか2か月後の4月には七段へと昇段しました。
六段から七段への昇段スピードは藤井聡太さんを上回ったそうで、非常に実力の高い棋士として活躍していることが伺えますね。
佐々木大地は強い?
現在は七段に昇段した佐々木大地さん。
若手棋士としては、タイトル戦において挑戦権を連続獲得するなどの活躍を見せていますが、順位戦と竜王戦ではどちらも最下位クラスからなかなか抜け出せずにいたといいます。
順位戦ではフリークラスを1期抜けしたり、C級2組ではトップクラスの勝率を誇っているため実力があることは確かです。
しかしあと一歩のところで昇段できないことが長く続いたため、実力があるのに最下位クラスの棋士だと評されていました。
しかし2021年の第34期竜王戦では5組に昇級し、2022年の第35期竜王戦で5組優勝をしたことで4組に連続昇級を達成。
それに伴い段位も六段から七段へと昇段したことで、現在は実力のある強い棋士として知られることとなりました。
居飛車等で相掛かりや横歩取りを得意とし、力強い攻めが特徴的な佐々木大地さんですが、今後はさらなる活躍が期待できますね。