2023年3月、福岡県にある老舗旅館にて大浴場の湯の入れ替えが年2回しか行っておらず、レジオネラ属菌が通常の3700倍検出されたと問題になりました。
この問題は山田真社長の指示であったことが判明し、かなりの批判が殺到しています。
本記事では、山田真社長の顔画像やFacebookの特定、さらに一般的な浴場の清掃頻度などについて調査していきます。
老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」で3700倍のレジオネラ属菌が検出
2023年3月、福岡県筑紫野市にある老舗旅館『二日市温泉 大丸別荘』で、大浴場の湯を年2回しか入れ替えていないことを報じられました。
大丸別荘では福岡県の条例で、大浴場の湯の入れ替えを最低でも週に1回することを義務付けられています。
それにも関わらず2019年12月以降からは、山田真社長の指示で1年に2回しか湯の入れ替えをしていなかったと報道されていました。
保健所が2022年に行った検査では、基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出。
事件が発覚したのは、旅館を利用した客がレジオネラ症を発症したことがきっかけです。
しかし今回の事件に対し、山田真社長はこのように供述しています。

・『塩素のにおいが自分の体質に合わず嫌いだった』
・『レジオネラ菌の感染自体を想定していない』
レジオネラ菌の危険性を知らないことや塩素の匂いが嫌いだったという自分勝手な理由から、利用客を危険に脅かしていた山田真社長。
温泉を経営する上で、利用客の命や健康を害する可能性の1つとして知っておくべき知識だったのではないでしょうか。
会見をしているときの山田真社長の様子を見るに、衛生面や感染のリスクに対して非常に認識が甘いと感じました。
レジオネ属菌ってどんな影響があるの?
そもそもレジオネラ属菌とは、自然界(河川、湖水、温泉、土壌など)に生息している細菌で、現在までにおよそ60種類があると知られています。
そんなレジオネラ属菌に感染すると、レジオネラ症という細菌感染症が発症。
レジオネラ症が発症すると、
などの症状が出ます。
ポンティアック症は症状が出ても一過性のため自然に治癒しますが、レジオネラ肺炎は重度の体調不良のほか、幻覚や手足が震えるなどの症状が出る場合も。
感染経路はエアロゾル感染・吸引・土壌からの感染事例が報告されていて、今回問題になった大丸別荘ではエアロゾル感染が該当します。
循環式浴槽での感染を防ぐためには、浴槽内の汚れやぬめりがでないように定期的に掃除をすることで、レジオネラ属菌の繁殖を抑えることが可能です。

山田真社長の顔画像は特定できてる?
山田真社長の顔画像は特定されています。
すでにニュースでは会見したときの様子とともに、顔画像も報道されていました。前髪を分けて眼鏡をかけている姿ですが、顔の半分はマスクで隠れてしまい見えません。
しかし一目見た感想は、優しく真面目そうな人物だと感じました。
以前から利用客からの評判の高い社長であったものの、今回の事件にて一気に信頼を失ってしまったのではないでしょうか?
老舗旅館の5代目社長という実績があるだけに、今回の事件は非常に残念ですね。
山田真社長のFACEBOOKは?
Facebookで『山田真』と検索すると、複数のアカウントがヒット。
いずれも同姓同名ではありますが、本人のアカウントだと裏付ける情報が無かったため特定できませんでした。
同様の理由からTwitter、Instagramでもアカウントは特定できません。
しかし山田真社長の年齢を考慮すると、SNSはしていない可能性も考えられますね。
浴場の清掃はどれくらいの頻度で行うものなの?
年2回しか湯の入れ替えをしていなかった大丸別荘ですが、一般的に浴場の清掃はどのくらいの頻度で行うものなのでしょうか?
前述したように、福岡県の条例では『週1回以上の清掃をする』ことが義務付けられています。
そのため最低でも1週間に1回は清掃しなければいけません。
また、福岡県朝倉市にある老舗旅館の六峰舘では浴場の衛生管理として、下記の体制をとっているとのこと。
・客室は利用客のチェックアウト後に、湯を全部廃棄して清掃
・大浴場は毎日夜中に湯を抜いて清掃し、新しく湯を入れる
・大浴場は4日ほどのサイクルで塩素を使用した大掃除も行っている
このように多くの人が毎日利用する場所であるため、基本的に毎日の清掃は当たり前だと六峰舘の総支配人は語っていました。
条例や他の温泉旅館の状態も見ると、年2回の湯の入れ替えがかなり異常な状態であったことが浮き彫りになりますね。
山田真社長は問題が落ち着いたら退任することになっていますが、今一度利用客を危険に脅かしただけでなく、他の旅館への風評被害も大きいものだったと自覚してほしいです。